婚約指輪の値段の基準(スタンダード)

Four-Cs

Engagement Ring

婚約指輪の値段の基準

婚約指輪の値段を一考

店舗にお越しいただいたお客様から、どうしてそんなに値段が安いのかとよくご質問をいただきます。

婚約指輪を検討しているお客様は大抵の場合、何店かの大手チェーン店を訪れていて、その全てがお値段の高い側の店舗ですので、その様な疑問がわくのは当然です。

ダイヤモンドをコストの安い輸入会社から仕入れる方法は今や当たり前で、ネット店舗の専売特許ではありません。

そもそも大手チェーンのブランド企業が、ネット店舗より安く仕入れられない理由はありません。

婚約指輪の値段の違いを解説した項で、値段の高い理由に高コスト体制を指摘させていただきました。

実際かかるコストには圧倒的な差があり販売価格を押し上げていますが、値段が高い理由には、もっと根本的な理由があります。

その理由とは簡単で、「安くする必要がない」のです。

単に高コスト体制で値段が高いだけでは、その会社は存続が出来ません。

逆に言えばその会社が煌びやかに存続しているのは、その高い値段でも支持され購入する方々が、何時の時代にも存在するからに他なりません。

それこそが築き上げたブランド力と信頼感の最たる効果であり、その効果を持続させるために、高コスト体制になっているのです。

その事実を達観してしまいますと、ネット店舗と価格を比べること自体がナンセンスにも感じます。

しかし、情報の開示と価格破壊に寄与してきたネット店舗が無かったら、0.3カラット以上の婚約指輪を購入するのに給料の3か月分というフレーズが、未だに現実味を帯びていたでしょう。

本当に達観すべきは、何億年もの年月をかけた地球からの贈り物であるダイヤモンドの価値こそ普遍的なもので、ブランドという人為的付加価値とは全く違ったところに君臨しているのだということです。

ご理解いただける方も多いのではと、最近のお客様の動向を見て感じます。