Four-Cs

Answer

Dカラー・IFとカラットが1段大きいEカラー・VVSとで悩んでおりますが、やはり大きい方が良いのでしょうか?

仰せの通り、特にDカラー並びにIFに強いこだわりが無い限りは、1段大きいカラットをお薦め申し上げます。

クラリティVS1~VVS2以上は、輝きに影響を与えるインクルージョンは皆無に近く、希少価値の差が価格に影響を与えるため、輝きを重視する立場では、クラリティでVS1(出来ればVVS2)より上を目指すより他のグレードを上げることをお薦め申し上げます。

DカラーとEカラーは、色という意味では見分けは非常に難しく、ほぼ変わりません。

カラーの要因である結晶の歪や不純物元素の含有の程度は、カラーが良いに越したことはございませんが、その差はカラットを上げることによる、輝きの総量の増加に勝るものではありません。

上記の理由もあり弊社では、Gカラー以上VS2以上のくくりでは、カラット重視をお薦めしておりますが、より良いものをというお心遣いにより、究極のグレードをお選びになりたいお気持ちも分かります。

カラットというグレードは上限が無いため、上限のあるカラーやクラリティに目を向けがちですが、カラットこそが目に見えて明らかに差が分かるグレードであり、またカラット数が1段上がることは、飛躍的に希少価値が上がることでもあるのです。

最終的なご判断はお好みであり、それでもDカラーIFという選択肢も十分あるかと存じますし、どちらにされましても、とても綺麗なジュエリーが出来上がることは間違いないかと存じ上げます。

※1段=1カラット未満は0.1カラット単位を指します。