Four-Cs

Other Factor

4C以外にダイヤモンドの輝きに影響を与える要因(1)4Cの正当性

4Cの正当性

エンゲージリングやハイジュエリーにセッティングされる煌びやかなダイヤモンド。

そのダイヤモンドのグレードは4Cで判断されますが、実際の輝きは4Cだけでは判断できないと言われます。

果たしてそうなのでしょうか?

もしそうなら、その要因は具体的に何なのでしょうか?

こちらでは現在考えられる、ダイヤモンドの輝きに影響を与える4C以外の要因を考察してまいります。

まずは何故ダイヤモンドは4Cのグレードが高いほど、綺麗な輝きになるかをおさらいしておきましょう。

カラット

カラットが重い(大きい)物の方が希少価値が高い。

その面積が大きい分、当然輝きの総量も大きくなります。

カラー

無色透明に近いものの方が希少価値が高い。

結晶の歪、並びに不純物元素の含有が、無色透明に近いものほど少なくなるため、当然光学特性が高くなります。

クラリティ

表面の傷や内包物が少ない方が希少価値が高い。

表面の傷や内包物が少ない方が光の通過を妨げる要因が少なくなるため、当然光学特性が高くなります。

カット

カットを良くするためには、原石の歩留まりが悪くなるため希少価値が相対的に高くなる。

より良いカットを施されたダイヤモンドは、入ってきた光を虹色の内面反射を経て正確に返すため、当然輝きの総量と輝度が高くなります。

4Cを改めて振り返えりましても、これだけでダイヤモンドの綺麗な輝きの説明として充分だとも思えます。

現に宝石品質ダイヤモンドは特殊な場合を除き、この4Cで(場所によっては後述する蛍光性も含み)のみ相場が形成され国際的に取り引きされているのです。

ある意味4Cでの評価は、綺麗な輝きの尺度という意味合いもありますが、そのダイヤモンドの品質と希少価値を国際的に決められた方法で審査した結果とも言えるでしょう。