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Other Factor

4C以外にダイヤモンドの輝きに影響を与える要因(4)ダイヤモンドのタイプ

ダイヤモンドのタイプ

ダイヤモンドのタイプについては、その基本情報をダイヤモンドのタイプの項で述べました。

その中にⅠa型とⅡa型のダイヤモンドがあったのを覚えておられるでしょうか?

Ⅰa型

窒素原子を含有するダイヤモンド。

窒素原子は特定の結びつきにより淡いイエローの要因になる。

その他の結びつきでは、色を全く生じない場合もある。

産出されるダイヤモンドの約95%がこのタイプ。

宝石品質ダイヤモンドのD~Zカラーまでのスケールでは、ほぼ98%がこのタイプ。

Ⅱa型

不純物元素が検出されない、非常に純粋な炭素で構成されたダイヤモンド。

その割合は、宝石品質ダイヤモンド全体のわずか2%弱。

カラーの考察の項で、ダイヤモンドの色の原因が不純物元素の含有と結晶の歪であることを述べました。

分かりやすく言えば、カラーセンター(色の要因)が不純物元素の場合は結晶の濁り、結晶の歪の場合は光学的な濁りと表現出来ます。

Ⅱa型は不純物元素が検出されないため、カラーセンターの役割はほぼ結晶の歪だけとなります。

その割合、度合いにもよりますが、全体的に結晶の濁りがあるものよりも光学的な濁りだけのものの方が、透明度として綺麗であると考えられます。

そのため、同じカラーグレードでもⅠa型よりⅡa型の方が、透明感が表面のテリを増幅し綺麗に見える場合があります。

しかし、その割合は多くとも全体の2%で、且つその中でも結晶の歪が極小の良質のものは更に少なく、比較対象になるケースはかなり稀と言えるでしょう。

※全てのⅡa型のダイヤモンドが、必ずしもⅠa型より優れるという事ではありません。

以上が現在考えられるダイヤモンドの輝きに対する4C以外の要因です。

今日も、有名宝石店の婚約指輪やハイジュエリーのダイヤモンド選定基準には、いろんなセールスコピーが並んでいます。

権威のあるものに優先権があり、価格が高いのは結局良いものだからという考え方も、消費者を惑わせるのに拍車をかけている様に思えます。

ダイヤモンドが高いから良い原石からカットされており、安いのはそうでない原石からカットされていると思わせる手法は何の実態も根拠もありません。

ダイヤモンド鉱山を所有する会社が、(あるかないかは別として)世界で一番良いダイヤモンドを手に入れる事が出来るわけではありません。

有名店のダイヤモンドが全てⅡa型という事もあり得ません。

それらの眩いコピーは、具体的に何を指しているのでしょうか。

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