Four-Cs

Famous Diamond

「プレミア ローズ」 PREMIER ROSE

カッティング技術の進歩 - 努力は報われる

重量:137.02カラット

カラー:D(無色)

クラリティ:フローレス

カット:ペアー

産地:プレミア鉱山、プレトリア、南アフリカ

「ダイヤモンドはそれぞれに個性的であるが、これはそれ以上である。」と、20世紀の有名なダイヤモンドデザイナーである、ローズモーは語っています。

1977年に発見され注目をあびた原石は、デビアスからヨハネスブルグのモーダイヤモンドカッティングワークスと、ニューヨークのウイリアムゴールドバーグに買い取られました。

モー一族とその専門家チームは、南アフリカでカットされた中で最大のダイヤモンドの作業準備にかかりました。

ほとんどの大きなダイヤモンドは、まずクリービングされますが、60個のパターンについて試した結果、この特別な原石を分割するにはソーイングが最良の方法であるということで合意されました。

全体の4分の3まできて、刃がノットにぶつかるまでは作業がスムーズに進みました。

もう一方の側から切ろうとした試みは失敗に終わりました。

しかし、3度目に直角にカットすることによって投資は守られました。

カッティングとポリッシュに6ヶ月かかり、3つの石が出来上がりました。

この3つの石は全てそのデザイナーを称えて、プレミアローズ(137.02カラット)、リトルローズ(31.48カラット)、およびベビーローズ(2.11カラット)と名付けられました。

これらを合わせた重量は、原石重量の48パーセントであり、これくらい大きなダイヤモンドとしては素晴らしい歩留率でした。

プレミアローズのカッティングは、カリナンダイヤモンドのカッティング完了から丁度70年後のことでした。

モーとゴールドバーグは、これらの傑作の品質分析レポートをニューヨークのGIAラボに依頼しました。

その証明書を手にした時、努力と気苦労は報われました。

3つの石は全て、Dカラー、フローレスと鑑定されたのです。

本文の参考資料並びにソース:GIA DIAMOND GRADING